見せるために用意した商品
タイトルを見ると詐欺商法のやり方を解説した本のようです。 でも読んでみると、お店やテレビ番組などが、お客や、視聴者に対して心理的駆け引きをどんなふうにしているかを解説している部分が多く「だまし」という言葉で連想する悪質な例はそんなに載っていません。 いつも買い物しているスーパーやブティックなどで品物を効果的に売るために「こんなふうな工夫をしているんだなあ」と感心させられることしきりでした。 超高級品をウィンドーに飾っておくと、店内の小物がお手ごろ価格に見えてくる。 新築マンションの売約済みのリボンがサクラの時があるので、ほしい部屋についていた場合あきらめずに声をかけておくと「キャンセルになりましたので」と売ってもらえるかもしれない。 テレビの昔の超能力番組で、テレビの前の壊れた時計が動き出したのは油かすが体温で溶けたせい。 など、とても面白く読みました。 細かいセンテンスに分かれているので、気になるところを拾い読みしていく楽しみ方が出来る本です。
河出書房新社
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